ぼくはいつもサービスや物の金額は、需要と供給のバランスで決まると説明します。
今後理学療法士の価値が下がり、需要が減っていく場合、理学療法士は必要がなくなり、もしあなたが仮に病院で働いていた場合、需要が高く専門性が低い業務とみなされている仕事を与えられることは考えられます。
実際に今でも同じようなケースはあると思います。
一つ目はコロナ。あの時多くの病院でコロナ患者さんに対して、あるいは他患者さんでも良いのですが、問題なくリハビリを提供し続けれた施設がどれだけあるでしょうか?
それは、感染対策という専門スキルを持っている人材にしか出来ません。
ほとんどの施設が業務をストップして、理学療法士ははスタッフルームにこもり、朝から終業までスマホをいじっていた、という話も聞きました。それを数ヶ月間。
二つ目は介護施設。介護施設でのリハビリテーションは国で定められた努力目標はありますが、入所者によっては合わない方もおられます。つまり、ゆっくり老後は過ごしたいよ。と思われる方ももちろん多くいられるわけです。
単純に需要が減れば、専門的な技能があったとしてもサービスはマッチングしませんので、理学療法士としての供給はできません。
介護施設は人手不足です。よって理学療法士は臨機応変にヘルパーさんの業務を行うことは簡単に想像が出来ます。
今現在でもこのような状態が続いているわけなので、これから数十年後のリハビリ業界がどのようになっているか。
自分たちの定年後にどのように収益を確保していくか、しっかり考えていかないとですね。
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