理学療法と作業療法の学生さんが知っておくべき患者さんの「急変対応」 BLSとICLS

患者さんの急変について

リハビリ中におこる患者さんの変化はたくさんあります。めまいや頭痛、血圧上昇に脈拍増加、転倒、発作、意識消失に最悪の場合、心停止です

BLSとICLSについて

BLSとは、Basic Life Supportの略称で、心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置のことです。自動車教習所で行うやつですね。
ICLSとはImmediate Cardiac Life Supportの略で、日本語では「突然の心停止に対して直ちに行う救命処置」と言う意味になります。医療従業者のための蘇生トレーニングコースとして用いられる言葉になります。

なぜ、理学療法と作業療法の学生さんが急変対応を知っておくべきなのか?

臨床実習では、経験する場面によってリスクのレベルが決められています。(大学病院等の救急病棟、集中治療室での理学療法をする場合と、一般の病院での急性期病棟では病態が違います。)
実習指導者も学生さんが不安になるような経験はさせることはないと思いますが、補助たとえば人工呼吸器や点滴のルートを持ってもらったりして理学療法を行うことはあると考えてください。
なので、学生といえど急変時に出くわすことが100%ないということはないということです。

BLSは必ずできるように。特に胸骨圧迫

①安全確認して人を呼ぶ→②人を呼んで、AED(除細動器)、(救急カート)を持ってきてもらう→③呼吸の有無→④胸骨圧迫開始
胸骨圧迫開始までの流れはこのようになります。まずは①から③をスムーズに。そして確実に④を行えるスキルを身につけることが最重要です。

次回は、胸骨圧迫の重要性と質についてです。

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